「WordPressブログをSSL化する設定方法を教えて欲しい。httpをhttpsへ変更する必要があるみたいだけど、どこから手を付ければいいのか分からない。ブログ初心者でも分かるように、一つ一つの手順を解説してくれると助かります。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
- WordPressをSSL化する設定方法【4つの手順】
- SSL化用のプラグインは使わない方が無難です
- SSL化したけど鍵マークがつかない場合の原因
この記事を書く私は、Web関連にたずさわって9年、アフィリエイト歴は5年ほど。
今まで20サイト以上のWordPressをSSL化してきました。
SSL化は、SEOのランキングシグナルに含まれるので、ブログ運営には必須です。
私自身も、WordPressをインストールしたら、すぐにSSL設定を行います。
そこでこの記事では、SSLの設定方法と、注意すべき点について解説します。
ちょっとその前に、、、
SSLの詳細に関しては以下の記事にて。時間があればざっと目を通してみてください。
WordPressをSSL化する設定方法【4つの手順】
SSL化の設定手順は、次の通りです。
- 手順1:SSL設定の申請を行う
- 手順2:httpからhttpsに変更する
- 手順3:.htaccessの編集をする
- 手順4:アナリティクスに設定する
WordPressをインストールする際、サーバー各社が提供する「クイックスタート」や「かんたんセットアップ」などのサービスを利用している場合、手順1は既に完了しているので、手順2から行ってください。
それぞれの手順を、画像付きで解説します。
手順1:SSL設定の申請を行う
まずはじめに、契約しているサーバーでSSL通信を行うための申請を行います。
ここではエックスサーバーでの設定方法を紹介しますが、どこのサーバーでも手順はだいたい同じです。
独自SSLが設定されていないドメインは表示が0個になっています。
CSR情報はデフォルトのままチェックマークは入れないでOKです。
ナオ
手順2:httpからhttpsに変更する
サーバーでのSSL設定が完了したので、WordPressの管理画面から登録しているURLを変更します。
SSL化することで、こんな感じの鍵マークが付きます。
今後、管理画面にアクセスする際は、https://ドメイン名/wp-admin/になります。
ナオ
手順3:.htaccessの編集をする
.htaccess(ドットエイチティーアクセス)とは、サーバー動作を制御するファイルのことです。
手順1と手順2が完了した段階だと、「http://ドメイン名・https://ドメイン名」どちらもアクセスができる状態なので、http://にアクセスがあった場合、https://に自動転送する設定を行います。
利用しているサーバーによって、デフォルトで記載されている記述が異なる場合があります。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
試しにhttp://ドメイン名にアクセスしてみてください。https://ドメイン名に転送されることになります。
ナオ
手順4:アナリティクスに設定する
さいごに、グーグルアナリティクスでの設定内容を変更します。
グーグルアナリティクスが既に設定されていることを前提としているので、未設定であれば「【簡単】WordPressでGoogleアナリティクスを設定する方法と使い方」を参考にしてください。
【簡単】WordPressでGoogleアナリティクスを設定する方法と使い方
変更する箇所は2箇所です。
ナオ
SSL化用のプラグインは使わない方が無難です
ここまで一般的なSSLの設定方法を解説しましたが、実はプラグインを利用して簡単にSSL設定をすることもできます。
ネットで調べるとプラグインでの設定方法を紹介している記事も多くあります。
ただし、SSL化用のプラグインは使わない方が無難です。
理由はいくつもありますが、大前提として、プラグインに頼った設定はなるべく避けた方が良いからです。
例えば、プラグイン同士が相互干渉して動作に悪影響を及ぼしたり、不正アクセスの足ががりとなる脆弱性が見つかる可能性があったり、プラグインの更新がストップして放置されたりなど、色々あります。
そのため、プラグインを利用することなく設定できることは、自分で設定した方が良いのです。
ナオ
SSL化したけど鍵マークがつかない場合の原因
鍵マークの付いたSSL通信を行うには、全てのURLがhttps://である必要があります。
これは外部リンクも含めてです。
そのため、ブラウザのURL部分に鍵マークがつかない場合、記事内やファイル内にhttp://の記述が含まれていることがおもな原因だと思われます。
無数にある記事からhttp://を調べる方法
無数にある記事やファイルからhttp://を探すのは大変ですよね。
そんな時には、プラグインの「Search Regex」を利用することで、簡単にhttp://を見つけることができます。
「Search Regex」は、文章やURLの置換に使われるツールですが、特定のテキストを検索することにも活用できます。
利用方法は次の通りです。
そうするとhttp://がどの記事にあるのかが、検索結果として表示されるのでhttps://に変更しましょう。
SSL化は、ブログ運営には欠かせない設定なので、手順に沿ってしっかりと設定を完了させましょう。
WordPressブログをまだ立ち上げたばかりであれば、こちらの記事「WordPressブログの始め方を60枚の画像で解説【失敗しない作り方】」の手順5で初期設定に関して解説しているので、合わせて目を通してみてください。
というわけで以上です。