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【実証】WordPressの重さを改善する原因別の解決策【目安は60点】

「WordPressが重くて表示速度が遅い。改善するにはどうしたらいいんだろう。原因がイマイチ分かっていないから、どこから手をつけるべきか、、、改善策を教えて欲しい。」

この記事ではこういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • WordPressの重さを改善する原因別の解決策
  • 表示速度にこだわり過ぎない【目安は60点】

この記事を書く私は、Web関連の従事して9年、アフィリエイト歴は5年ほど。

当サイトにおいても、表示速度を意識した運営を行っているので、PageSpeed Insightsのスピードスコアは92です。

サイトを重いまま放置しておくと、読者にストレスを与え続けるどころか、SEOにもマイナスの影響を与えてしまいます。

そこでこの記事では、WordPressの重さを改善する原因別の解決策を解説します。

WordPressの重さを改善する原因別の解決策

WordPressの重さの原因となっているのは、基本的に「重い処理」と「重いデータ」によるものです。

具体的には次の5つが原因です。

「重い!遅い!」5つの原因

  • 原因1:画像サイズが大きい
  • 原因2:サーバー性能が低い
  • 原因3:プラグイン入れ過ぎ
  • 原因4:コードが最適化されていない
  • 原因5:不要なアニメーションが多い

これらの原因以外にも、表示速度に関わる要素はたくさんありますが、基本的には上記の原因を改善すれば、重さは劇的に変わります。

原因別の解決策を、それぞれ解説します。

原因1:画像サイズが大きい

画像サイズが大きいと、それだけ記事の読み込みに時間がかかります。

テキストのみのページなら3000文字で10KBほどですが、4000×3000pxの画像だと3〜8MBほどです。イラスト画像だとより容量は大きくなります。

つまり、1つの記事にフルサイズ画像を何枚も挿入していると、ショート動画並みの重さになってしまうのです。

原因1の解決策

解決策は2つあります。

  • その1:画像をリサイズ+圧縮してアップロードする
  • その2:画像の読み込みを後回しにする(遅延読み込み)

まず、WordPressに画像をアップロードする際は、リサイズ+圧縮してからアップロードしましょう。

私自身、画像をアップロードする前に、画像サイズを980×610pxにリサイズして、画像圧縮ツールである「JPEGmini」を使います。
これだけでフルサイズ5MBある画像を、100KB以下まで抑えることができています。


画像の圧縮方法に関しては「WordPressでブログ画像を圧縮する方法と手順【軽量化は必須です】」で詳しく解説しています。

【軽量化】WordPressでブログ画像を圧縮する方法【目安は100KB】

ナオ

面倒な作業かもしれませんが、必ず行うようにしてください。これだけでかなり表示速度は改善します。

原因2:サーバー性能が低い

サーバー性能と処理速度は比例しているので、表示速度にも大きな影響を与えます。

特に無料サーバーや格安サーバーだと、新しい高速化技術の導入が十分に行われていないので、必然的に処理速度は遅くなってしまいます。

原因2の解決策

解決策は2つあります。

  • その1:高性能サーバーを利用する
  • その2:PHPバージョンを最新にする

まず、技術導入や増強を積極的に行っているサーバーに変更しましょう。

有名どころは「エックスサーバー・コノハウィング・ミックスホスト」の3社ですが、私は圧倒的に「エックスサーバー」をおすすめします。

また、PHPのバージョンを最新(推奨)に保つことを忘れないにしましょう。

こんな感じで、サーバーの管理画面からPHPを最新バージョンに変更できます。

レンタルサーバーに関しては「【個人向け】レンタルサーバー12社を徹底比較【おすすめは2社】」で詳しく解説しています。

【検証】レンタルサーバーの定番12社を比較【おすすめは2社】 【個人向け】レンタルサーバー12社を徹底比較【おすすめは2社】

ナオ

私はエックスサーバーとミックスホストの2社を契約していますが、エックスサーバーはかなりおすすめです。

原因3:プラグイン入れ過ぎ

プラグインを入れ過ぎると、そのプラグインの数だけ読み込むための処理が必要になります。
そうなると、利用していない機能分も含まれるので、読み込まれるコードは膨大な量です。

しかも、プラグインによっては機能が被るので、本来読み込む必要のないコードまで読み込まれることになります。

原因3の解決策

解決策は2つあります。

  • その1:不要なプラグインは削除する
  • その2:特にSEOプラグインは削除する

まず、不要なプラグインは削除しましょう。

私自身も、WordPressを使い始めた際は15個以上のプラグインをインストールしていましたが、今では6つだけ利用しています。

当サイトで使っているプラグインはこんな感じです。

あと、できることならSEOプラグインも削除しましょう。

テーマによってはSEOプラグインは不要になりますし、SEOプラグインを削除するだけでパフォーマンスが改善します。


プラグインに関しては「【断言】WordPressのおすすめプラグイン4+9選【入れ過ぎ注意】」で詳しく解説しています。

【断言】WordPressのおすすめプラグイン4+9選【入れ過ぎ注意】

ナオ

もしあなたが10個以上のプラグインを入れているとしたら少し多いと思うので、この機会に断捨離してみてはいかがでしょうか。

原因4:コードが最適化されていない

コードが重複していたり、ホワイトスペースが放置されていると、読み込みに影響があります。

改善するためには、コードを最適化するプラグインを利用するこが一般的ですが、私としてはおすすめしません。
理由は、利用しているテーマと干渉してしまい、不具合を起こしやすいからです。

定番プラグインだとHead CleanerがAutoptimizeが有名ですが、わりと非推奨としているテーマが多くあります。

原因4の解決策

解決策は1つです。

  • その1:テーマ自体を変更する

極論っぽくなってしまいますが、テーマ自体を変更することが手っ取り早いです。

プラグインを利用しないとなると、テーマを自作していない限り、コードを直接編集することは現実的ではありません。

実際、人気のある国内テーマだとしても、表示速度にかなり違いがあります。
有料テーマであれば購入する前に、スコアを調べてみるといいでしょう。


テーマ選びに関しては「【無料・有料】WordPressの国内人気テーマ9選【おすすめは3つ】」で詳しく解説しています。

【無料・有料】WordPressの国内人気テーマ9選【おすすめは3つ】

ナオ

テーマ選びも実は、表示速度の観点からとても大事なのです。

原因5:不要なアニメーションが多い

原因4のコードに関連することですが、様々な動きのあるアニメーションを実装していると、読み込みに時間がかかります。

例えば、スライダーやGIFアニメなどは見栄えこそいいのですが、「重さ」という点ではマイナスです。

記事内に関しても、最近ではテキストに動きを与える実装を見かけるようになりましたが、こういったものも読み込みに時間がかかります。

原因5の解決策

解決策は1つです。

  • その1:不要なアニメーションは利用しない

全てのアニメーションというわけではなく、あくまでもおしゃれさを優先させたアニメーションに関しては利用を避けましょう。

ナオ

表示速度だけでなく、ユーザービリティも損なってしまっては元も子もないです。

表示速度にこだわり過ぎない【目安は60点】

さいごにアドバイスですが、表示速度にはあまりこだわり過ぎないようにしましょう。

Google(PageSpeed)の推奨スコアは、「モバイル85点・パソコン90点」ですが、私は60点以上であればOKだと思っています。

もちろん、スコアが高いことに越した事はありませんが、一番に優先する事は読者視点です。

例えば、使い方系のGIF動画を埋め込むとページが重くなりますが、読者にとって視覚的に学べる使い方は嬉しいはずです。

ナオ

こんな感じで、使いどころを見極めながらデザイン構成や記事内容を決めるといいと思います。

原因と解決策を表でまとめました

原因と解決策を表にまとめました。

原因 解決策
画像 画像をリサイズする
画像を圧縮する
サーバー サーバーを変更する
PHPを最新バージョンに変更する
プラグイン プラグインは最低限に
コード テーマを変更する
不要なアニメーションは利用しない
その他 アドセンスはほどほどに
リビジョンを削除する

改善できるところから、徐々に取り組んでいきましょう。

とういわけで以上です。