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WordPressのユーザー権限と適用ケース事例【登録の手順+注意点】

「WordPressのユーザー権限について知りたい。ブログ運営にあたり担当者を設ける予定だけど、どこまで権限を与えればいいのだろうか。他にも、ユーザー権限を与える際の注意点などがあれば知りたい。」

この記事ではこういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • WordPressのユーザー権限と適用ケース事例
  • WordPressのユーザー権限を新規追加する手順
  • WordPressのユーザー権限を与える際の注意点

この記事を書く私は、Web関連に従事して9年、アフィリエイト歴は5年ほど。
担当者を雇いサイト運営をしていた経験があります。

効率的なブログ運営をするために、ディレクションや記事執筆を行う担当者を設けることがありますが、全ての担当者にサイトオーナーと同じ権限を与えてしまうと不要なトラブルが起こる可能性があります。

そこでこの記事では、WordPressのユーザー権限と適用ケース事例について解説します。

WordPressのユーザー権限と適用ケース事例

WordPressで設定できるユーザー権限には、次の5種類があります。

ユーザー権限の種類

  • 管理者:全ての機能にアクセスできる(制限はありません)
  • 編集者:全ての投稿と固定ページにアクセスできる
  • 投稿者:自分の投稿のみ公開と編集ができる
  • 寄稿者:自分の投稿のみ作成と編集ができる(公開はできません)
  • 購読者:ログインとコメントをすることができる

管理者とそれ以外の権限では、管理できる機能に大きな差があり、編集者以下の権限では基本的に「投稿」に関する違いになります。

また、ユーザー権限を設定すると特定の項目にはアクセスできないよう、その項目は非表示になります。
以下の画像の通りです。

それぞれの権限に関して、どんな適用方法がいいのか、どの操作ができて、どの操作ができないのか、もう少し深掘りします。

その1:管理者

管理者権限は、全ての機能を操作することができます。
つまり、全てのデータを削除することも可能なので、基本的にはサイトオーナー以外には与えない権限です。

上記の画像の通り、WordPressをインストールした時点で、管理者権限を持つユーザーが登録されます。

なお、管理者ができて、その他の権限ではできない操作としては次の通りです。

管理者「以外」にはできない操作

  • テーマやプラグインの更新
  • 外観の編集や設定
  • プラグインのインストールや設定
  • ユーザーの追加や権限変更
  • ツール関連の操作
  • 設定関連の操作

管理者権限を適用するケース

管理者権限をサイトオーナー以外に適用するケースとしては、デザインやシステムの実装を任せる時です。

管理者権限以外ではデザインやシステムに関する機能への操作ができないので致し方ありません。
もし、外部からWebデザイナーやプログラマーを迎え入れる場合、人選は慎重に行いましょう。

その2:編集者

編集者権限は、デザインやプラグインの操作はできませんが、「投稿」に関しては管理者と同等の権限を有しています。

編集者以外のユーザーが作成した記事だとしても、全ての記事を編集したり削除することが可能です。
また、カテゴリーやタグの追加設定も行うことができます。

編集者権限を適用するケース

編集者権限を適用するケースとしては、複数のライターを取りまとめるディレクター的な立ち位置の担当者に与える時です。もしくは、編集専用のライターにこの権限を与えるケースも多いと思います。

その3:投稿者

投稿者権限は、自分の投稿のみ公開と編集ができる権限を有しています。
他の投稿者が書いた記事は一覧表示として確認はできますが、クリックができないようになります。

また、編集者との違いとしては、投稿者だと「固定ページ・カテゴリー・タグ」の項目は非表示になります。

投稿者権限を適用するケース

投稿者権限を適用するケースとしては、外注しているライターに与える時です。(自社ライターだとしても同様です。)

その4:寄稿者

寄稿者権限は、自分の投稿のみ作成と編集ができますが、公開することはできません。

メディアに画像をアップロードすることもできないので、ただ記事を執筆するだけの権限になります。

寄稿者権限を適用するケース

寄稿者権限を適用するケースとしては、投稿者と同じく、外注しているライターに与える時です。

ただ記事を執筆するだけならわざわざ権限を与える必要はないので、実務の効率化を考えるとあまり使われない権限です。

その5:購読者

購読者権限は、自分のプロフィールを編集することのみ操作ができる権限です。

ただし、ユーザー登録した人だけがコメント登録できるように設定している場合、購読者の権限で記事へのコメントを登録することができます。

購読者権限を適用するケース

購読者権限を適用するケースとしては、特定の人だけ読める記事を公開する場合や小規模の会員サイトなどを利用する時です。

ナオ

ユーザー権限は5つありますが、実際に利用されるのは大半が編集者か投稿者権限です。

WordPressのユーザー権限を新規追加する手順

つづいて、WordPressのユーザー権限を新規追加する手順を解説します。

STEP.1
管理画面のユーザー項目にある、「新規追加」をクリックします。
STEP.2
これが登録画面です。
基本的には「ユーザー名・メールアドレス・パスワード・権限グループ」の4カ所を設定すればOKです。
STEP.3
まず、ユーザー名とメールアドレスを入力します。
担当者の名称とメールアドレスを入力しますが、ユーザー名は何でもOKです。
STEP.4
パスワードを設定します。初めからデフォルトのパスワードが設定されているので、デフォルトのままでもいいですし、ユーザー名をもじった覚えやすいパスワードでもOKです。
STEP.5
ユーザー通知に関しては、そのままでも、チェックマークを外しても、どちらでもOKです。
STEP.6
ユーザー通知にチェックマークを入れておくと、こんな感じで登録した担当者のメールアドレス宛にメールが届きます。
STEP.7
権限グループから権限を選び、「新規ユーザーを追加」をクリックして設定を完了します。
STEP.8
最後に、担当者にユーザー名とパスワードを伝えて、ログインしてもらえばOKです。

登録したユーザー情報を記事自体に反映することも可能なので、ブログの運営方針にしたがって必要な情報を入力しましょう。

ナオ

作業時間は2分ぐらいで終わるので、とても簡単ですよ。

WordPressのユーザー権限を与える際の注意点

ユーザー権限を与える際、担当者選びにはくれぐれも注意が必要です。

個人運営のメディアであれば、担当者をクラウドソーシングサービスで探すことが多いと思いますが、クラウドソーシングだと身元が不明瞭です。

実名で活動している人もいますが圧倒的に少数です。そもそも、実名で活動していようが、本人確認することは実質的に困難です。

記事納品だけの方が効率的かも

ライダー業を請け負っている個人の方だと、WordPressの操作方法を知らない人が大半です。
操作方法を教えるにしても時間がかかるので、記事のみをwordやpagesなどで納品してもらう方が効率的だったりします。

そのため、ユーザー権限を与えるような運営を行うのであれば、運営方針を明確に定めてから行った方が良いでしょう。

というわけで以上です。