「プライバシーポリシーと免責事項の書き方を教えて欲しい。他のブログを参考にしようにも、書かれている内容がよく分からない、、、。雛形になるようなテンプレートがあれば知りたいです。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
- そもそもプライバシーポリシーと免責事項とは?
- プライバシーポリシーと免責事項の雛形テンプレ
- プライバシーポリシーと免責事項を掲載する手順
この記事を書く私は、Webマーケティング歴10年、アフィリエイト歴は6年です。
ブログを始めたばかりの人にとって、プライバシーポリシーと免責事項って割と理解しづらいですよね。
実際、これらの規約を掲載していない個人ブログは案外多いものです。
しかし、適切に利用規約を明記しておくことは、ブログ運営においては必須です。
特にアフィリエイト広告や解析ツールを利用しているとしたらなおさら。
そこでこの記事では、プライバシーポリシーと免責事項の書き方を解説します。
コピペで使えるよう雛形も合わせて紹介しています。
そもそもプライバシーポリシーと免責事項とは?
雛形を紹介する前に、プライバシーポリシーと免責事項の概要について解説します。
ブログ運営者が利用しているサービスやシステムによって明記することが違うので、そもそも利用規約とはどういったものなのか理解していた方がいいかと思います。
プライバシーポリシーとは
プライバシーポリシーとは、個人情報の取り扱い方針を定めた文章のことです。
個人情報保護法において、個人情報を取り扱う際には利用方法や収集するデータなどを公表するよう義務付けられています。
簡単に言えば、「あなたの個人情報やアクセス情報を取得することはあるよ。でも、適切に扱うので安心してね。」と公表するわけです。
特にGoogleアドセンスやAmazonアソシエイトなどの広告サービスを利用する際には、プライバシーポリシーへの表記が求められています。
免責事項とは
免責事項とは、読んで字のごとく「責任を免ずる」文章のことです。
読者に何かしろの損害が発生しても、ブログ運営者が責任を負わないようにするために必要な文章です。
例えば、ブログでご当地グルメを購入できるサイトを紹介したとします。
読者がそのグルメを食べて「食中毒になったから治療費を払え」って言われても困りますよね。
そんな非常識な人なんているの?と思われるかもしれませんが、、、います。
無用なトラブルを避けるためにも、しっかりと責任範囲を明確にしておくことが重要です。
ナオ
プライバシーポリシーと免責事項の雛形テンプレ
つづいて、具体的な雛形を紹介します。
利用する広告サービスやツールによって記載すべきことが異なるので、それぞれを分けて解説します。
Googleアドセンス
Googleアドセンスは、ユーザーのアクセス情報を利用して広告を掲載します。
そのため、Googleアドセンスの利用規約には以下の文言があります。
- Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
- Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスす
- れば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)
分かりやすく言えば、Googleアドセンスを利用するには以下の2点を記載する必要があるということです。
- Cookieを利用してユーザーのアクセス情報を使用すること
- Cookieは無効にできること
この2つを踏まえた上で雛形となるテンプレは次の通り。
当サイトは、第三者が提供する広告サービス(Googleアドセンスやアフィリエイトプログラム)を利用しています。
このような広告サービスでは、広告配信とユーザー情報の収集を行うため「Cookie」と呼ばれるシステムを使用しています。
「Cookie」に関しては、ユーザーご自身の設定でデータ収集を無効にすることができるので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、アドセンスと同様にユーザーのアクセス情報を利用します。
そのため、アドセンスと同じような内容の明記が必要になります。
お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで Cookie の使用、モバイル デバイスの識別情報(Android の広告識別子、iOS の広告識別子など)、またはデータの収集に使われる類似の技術について必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても開示する必要があります。
参照元:Googleアナリティクス利用規約
具体的には以下の2つを文章にします。
- Cookieを利用してユーザーのアクセス情報を使用すること
- データ収集のためにGoogleアナリティクスを使用していること
この2つを踏まえた上で雛形テンプレは次の通り。
当サイトは、アクセス解析ツールである「Googleアナリティクス」を利用しています。
Googleアナリティクスでは、アクセス解析を行うためにCookieを使用し、ユーザーのアクセス情報を取得します。
なお、アクセス情報というのは個人を特定するデータではありません。Googleアナリティクスの詳しい規約に関しては、こちらを確認してください。
Amazonアソシエイト
Amazonアソシエイトは、プログラムを利用するにあたり記載する文言の指定があります。
乙は、乙のサイト上または甲がアソシエイト・プログラム・コンテンツの表示を許可した他の場所のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。
参照元:Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
上記の通りそのまま利用すればいいので、雛形テンプレは次の通り。
当サイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムであるAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
お問い合わせ・コメント機能
お問い合わせフォームとコメント機能を設けている場合、ユーザーが利用する際には名前とメールアドレスの入力することになります。
これらの入力した情報に関しても、その取り扱いに関して明記する必要があります。
雛形テンプレは次の通り。
当サイトでは、お問い合わせフォームにおいて、個人情報(名前とメールアドレス)をご入力いただいています。
これらの個人情報は、問い合わせに対する回答のために利用するものであり、その目的以外では利用しません。
個人情報の第三者開示
当サイトでは、個人情報を適切に管理し、次のいずれかに該当する場合を除き、個人情報を第三者に開示いたしません。
・お客さまの同意がある場合
・法令に基づき開示することが必要である場合
免責事項に関して
前述した通り、トラブルを避けるためにブログの責任範囲を明示します。
ブログ運営をする上で外部サイトを紹介することもあるので、外部リンクに関しても追記しておくと良いでしょう。
雛形テンプレは次の通り。
当サイトでは、可能な限り正確な情報を記載するよう努めておりますが、情報が古くなり誤情報となっていることがあるので、あらかじめご了承ください。
また、当サイトには外部サイトへのリンクが含まれています。
外部サイトのコンテンツにつきましては、たとえ損害が発生したとしても一切の責任を負いかねます。
リンク先サイトの最新情報ならびに問い合わせは、リンク先サイトへご確認ください。
著作権・肖像権に関して
著作権・肖像権に関しても、忘れずに記載しておくとトラブルを避けられます。
無性利用による抑止力となるよう、使用料について明記しておくことをおすすめします。
雛形テンプレは次の通り。
当サイトにおける、「記事文章・写真・イラスト」などの知的財産権は、当サイト所有者に帰属します。
そして、著作権法における引用範囲を除き、二次利用(無断転載)することを禁じます。
二次利用を発見した場合は、厳正なる対応もしくは使用料を請求することがあります。
ここまで項目ごとに解説しましたが、一つのページにまとめる際には実際に当ブログの利用規約を参考にしてください。
ナオ
プライバシーポリシーと免責事項を掲載する手順
掲載手順は次の通り。
- 手順1:固定ページを作成する
- 手順2:フッターに設置する
手順ごとに解説します。
手順1:固定ページを作成する
プライバシーポリシーと免責事項は、通常のコンテンツではないので固定ページで作成します。
なお、利用規約として1記事にまとめればいいので、それぞれ1記事ずつ作成する必要はありません。
手順2:フッターに設置する
補足:インデックスさせるかどうか
Googleのジョン・ミュラー氏いわく、利用規約(プライバシーポリシー・免責事項)はインデックスすべきだと明言しています。
理由としては、ユーザーが検索する可能性があるからだそうです。
とは言え、Webサービスの提供者であればインデックスすべきですが、個人ブログならnoindexでもさほど問題はないでしょう。
気をつけるべきことは、本記事で紹介した利用規約をコピペしてインデックスすると、コピーコンテンツだと判断されてしまう可能性があります。
そのため、利用規約をインデックスさせるのなら、文章を変えるなりしてオリジナルの文章にしておきましょう。
というわけで以上です。