WordPressをバージョンアップするリスクと安全に更新するための手順

この記事では、WordPressをバージョンアップする際のリスクと、不具合が起こらないよう安全に更新する手順を解説します。

WordPressをバージョンアップする際のリスク

WordPressをバージョンアップする際、何かしろの不具合が起こるリスクがあります。

具体的には、次のような不具合です。

  • 画面が真っ白になる
  • 管理画面にログインできない
  • デザインが崩れる
  • 実装していた機能が動作しない
  • ブログ全体が文字化けする

このような不具合が起こるのは、「プラグインやテーマが新しいバージョンに干渉している」「PHPが推奨のバージョンではない」「データベースが破損してしまった」など、原因は多岐にわたります。

そして、こういった不具合が起こるのは、たいていメジャーアップデートの際です。

WordPressのメジャーアップデートとは?

明確に分類されるわけではありませんが、WordPressのバージョンアップには2種類あります。

メジャーアップデート
変更点:新機能追加、インターフェースの変更など
例:5.5から5.6、5.9から6.0など

マイナーアップデート
変更点:バグの修正、セキュリティーホールの改善など
例:5.5.1から5.5.2、5.9.4から5.9.5など

マイナーアップデートが軽微な修正に対して、メジャーアップデートは大幅な機能変更になるので、不具合が起こる可能性が高いのです。

もしバージョンアップをしなかったら?

不具合が起こるなら「バージョンアップしない方がいい」と思うかもしれませんが、バージョンアップをせずに放置しているとセキュリティ上の危険があります。

WordPressはソースコードが公開されているシステムなので、常に不正アクセスやハッキングの危険性に晒されています。

そのため、バージョンアップをしない選択肢を取るのではなく、不具合が起こらないよう、もしくは、不具合が起こっても対処できるよう更新することが大切なのです。

実際のところ、WordPressには自動更新機能が実装されているので、バージョンアップが自動的に行われることがあります。

WordPressを安全に更新する3つの手順

不具合が起こらないようWordPressを安全に更新する手順は次の通りです。

3つの手順

  • 手順1:現在のバージョンを確認する
  • 手順2:バックアップを取る
  • 手順3:プラグインを無効化する

手順1:現在のバージョンを確認する

今回のバージョンアップがメジャーアップデートか、マイナーアップデートかを把握するため、現在のWordPressバージョンを確認します。


現在のWordPressバージョンは、ダッシュボードの「概要」に記載されています。

メジャーアップデートの通知がきたらすぐに更新はせず、数週間ほど待ってください。
その後、手順2のバックアップ作業に移ります。

この期間の間にバグがあれば、バグを修正したバージョンアップ通知がきます。

なお、マイナーアップデートならすぐに更新してもいいと思います。

手順2:バックアップを取る

つぎに、バックアップを取ります。

バージョンアップ後に不具合が起こった場合、バックアップデータから復元すれば、とりあえずは元の状態に戻すことができます。

元の状態に戻した後であれば、何が原因で不具合が起こったのか、焦らず調べることができるので、精神面でもいいと思います。

バックアップ方法に関しては、「WordPressでバックアップを取る2つの方法【おすすめプラグインも紹介】」で解説しています。

WordPressでバックアップを取る2つの方法【おすすめプラグインも紹介】

手順3:念のためプラグインを無効化する

更新する前に念のため全てのプラグインを無効化します。


こんな感じで一括変更することができます。

もしくは、SEOプラグインやカスタマイザー系のプラグインのような、不具合を生じやすい一部のプラグインのみを無効化してもいいと思います。


あとは更新ボタンを押し、ブログの表示や動作を確認して問題なければ、そのままプラグインを有効化して元に戻します。

プラグインを戻して不具合が起こったら、プラグインが原因なのでどのプラグインが干渉しているのかを一つずつ確認して対処すればOKです。

補足:PHPのバージョンアップも忘れずに行う

WordPressのバージョンアップに伴い、PHPを推奨バージョンに変更することも大切です。

PHPのバージョンを変更するには、契約しているサーバーの管理画面から行うことができます。


これはエックスサーバーの管理画面ですが、こんな感じで変更することができます。

PHPのバージョンアップは自動更新がされないので、WordPressをインストールしてから更新したことがない方も多いと思います。

PHPのバージョンを古いまま放置していると不具合の原因にもなるので、忘れずに行いましょう。

というわけで以上です。