「WordPressを立ち上げたので、アナリティクス(Google Analytics)の設定方法を知りたい。ついでに、使い方も合わせて教えて欲しい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
- アナリティクスの設定方法【3つの手順】
- アナリティクスの使い方【4つの項目】
アナリティクスとは、Googleが提供するWebサイトのトラフィックを解析する無料ツールです。
直帰率や滞在時間、ユーザーの属性など、ブログ運営を戦略的に行っていく上で、必要なデータを正確に把握することができます。
サーチコンソールと共に導入すべき必須のツールなので、その設定方法と使い方を解説します。
アナリティクスの設定方法【3つの手順】
アナリティクスの登録に関わる設定を、3つの手順に分けました。
- 手順1:アナリティクスを登録する
- 手順2:トラッキングIDを設定する
- 手順3:自分からのアクセスを除外
手順ごとに解説します。
手順1:アナリティクスを登録する
はじめに、アナリティクスを利用するために、アカウントを作成します。
アカウントを持っている方は手順に従ってログインして、「無料で設定」をクリックします。
自分の名前でも、ニックネームでも何でもOKです。(あとで変更できます。)
このままでもいいのですが、私は一番上の「Googleのプロダクトやサービス」のみにチェックマークを入れています。
ブログやアフィリエイトサイトなら「ウェブ」を選びます。
「作成」をクリックすれば、アカウントとプロパティが作成されます。
・ウェブサイトの名前:なんでもOKです。
・ウェブサイトのURL:SSL化が完了していれば「https://」に設定することを忘れないように。
・業種:ブログジャンルを選択します。
・タイムゾーン:日本でOKです。
左端にある歯車マークの「管理」をクリックします。
これでアナリティクスへの登録は完了です。
ナオ
手順2:トラッキングIDを設定する
つづいて、ブログとアナリティクスを連携させます。
テーマによってはトラッキングIDのみで設定できます。
あとは変更内容を保存すれば設定完了です。
場所は「/head」の直前です。
最近の国内テーマなら、大半がトラッキングIDを入力する箇所を備えているので、トラッキングコードを使う場面は少ないと思います。
ナオ
手順3:自分からのアクセスを除外
手順3は必須の設定ではありませんが、自分のアクセスを除外しておくと正確なアクセス数を把握することができます。
ブログ運営をしていると頻繁に自分のブログへでアクセスすることになるので、設定しておくことをおすすめします。
・フィルタ名:何でもOKです。
・フィルタの種類:定義済みのままで画像の通り設定してください。
・IPアドレス:先ほど調べたIPアドレスを入力します。
これでアクセスの除外設定は完了です。
ナオ
アナリティクスの使い方【4つの項目】
アナリティクスのトラフィック解析はとても多機能です。
あらゆる情報を把握することができますので、多機能過ぎてどういった使い方をすれば分からない方は、まずこの4つ項目を中心にブログ解析を行ってみてください。
- その1:リアルタイム
- その2:ユーザー
- その3:集客
- その4:行動
項目ごとに解説します。
その1:リアルタイム(概要)
リアルタイムでは、現在何人のユーザーがブログを訪れているのかが分かります。
記事がバズるとアクティブユーザーが瞬間的に激増するので、サーバーがダウンしないようチェックしておきましょう。
地域
地域では、アクティブユーザーの内、どこの国・エリアからユーザーがアクセスしているのかが分かります。
例えば、広告を出稿する場合、狙ったターゲットにきちんとリーチされているのか、どのエリアからのアクセスが多いのかなど、コンバージョンを高める情報を得ることができます。
その2:ユーザー(概要)
ユーザーでは、ブログのアクセス状況を細かく分析することが出来ます。
期間を絞ることができるので、どの時期にアクセスが多いのか、順調にアクセスが伸びているかなどの情報を得ることができます。
行動(新規顧客とリピーター)
行動(新規顧客とリピーター)では、新規ユーザーとリピートユーザーのトラフィック差を把握できます。
リピートユーザーを増やすような施策を行うと、検索順位に頼らない集客を行うことが出来ます。
モバイル(概要)
モバイル(概要)では、ユーザーが使っているデバイス(パソコン・タブレット・スマホ)ごとのトラフィックや割合などが分かります。
- mobile:スマホ
- desktop:パソコン
- tablet:タブレット
もしスマホの数値がパソコンと比べて悪かったりしたら、スマホ画面だと記事が見づらい可能性があります。
スマホへの最適化や文字サイズなどを見直す必要があります。
モバイル(デバイス)
モバイル(デバイス)では、ユーザーが何のスマホを利用しているのかが分かります。
日本だとたいてい「Apple iPhone」が最も多いです。
そのため、iPhoneで売れ筋の画面サイズに合わせてカスタマイズの調整をすると良いと思います。
その3:集客(概要)
集客(概要)では、ユーザーの流入元が分かります。
基本的には、キーワードから検索されて流入する「Organic Search」が多いのですが、TwitterやInstagramなどの「Social」からの流入も増やしていく施策が大切です。
その4:行動(概要)
行動(概要)では、ページ単位でのPVや滞在時間、直帰率などが分かります。
滞在時間が短く直帰率が高いと、キーワードに対してユーザーの求める回答がなされていない可能性があります。
特に冒頭文を改善するとこれらの値は改善しやすいです。
使い方としてはこんな感じです。
この他にも色々な機能がありますが、使い方は用途や規模によって使い分ける必要があります。
ブログ初心者の方であれば、とりあえず月1で全体の推移を把握する程度でOKです。
とういわけで以上です。