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【本質】ブログ運営におけるペルソナの設定方法【基本項目と事例】

「ブログ運営におけるペルソナの設定方法を知りたい。ペルソナは重要って聞いたことあるけど、今まで設定したことがなかった、、、。なんか難しそうだけど、ブログ初心者でも分かるように教えて欲しい。」

この記事ではこういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • ブログ運営におけるペルソナの設定方法
  • ペルソナを設定する本質的な2つの理由
  • ブログ初心者ならペルソナの設定を推奨

この記事を書く私は、Webマーケティング歴10年、アフィリエイト歴は6年ほど。

まず第一に、ペルソナとは、顧客となるユーザーの「人物像」のことです。
企業マーケティングにおいては頻繁に使われる用語ですが、ブログ運営においても超重要です。

しかし、実際にペルソナを設定したり、使いこなせている人は少ないのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ブログ初心者でもペルソナを設定できように、ペルソナの設定方法と、ペルソナの本質について解説します。

ブログ運営におけるペルソナの設定方法

ペルソナを設定する上で重要なことは、実在する人物のようにリアルに作り込むことです。

具体的には以下の項目を考えます。

  • その1:年齢
  • その2:性別
  • その3:居住地
  • その4:職業(職種や役職など)
  • その5:性格(価値観や考え方など)
  • その6:家族構成(配偶者や恋人の有無など)
  • その7:生活パターン(1日の時間の使い方や食事など)
  • その8:悩んでること(仕事や人間関係など)

この他にも、年収や趣味、休日の過ごし方、チャレンジしたいことなど、、、。
読者の悩みを深く分析するために必要であれば項目を増やします。

ただし、項目を増やしても読者の悩みを深掘りできなければ意味がないので、基本的には上記の8つを考えればOKです。

ペルソナを設定した実例を紹介

例えば、エンジニア専門の転職ブログを想定すると以下の通り。

年齢 27歳
性別 男性
職業 エンジニア(役職なし)
性格 論理的に物事を捉えるタイプ、あまり感情的にはならない
居住地 都内、家賃9万円ワンルーム(3万円の住宅補助)
家族構成 配偶者なし、彼女あり(同い年なのでそろそろ結婚を考えている)
生活パターン 終電帰りが多いので食事はもっぱら外食。休みの日も仕事の疲れが抜けきれず、寝て過ごすことが多い。
悩んでること 業務内容に対してエンジニアの数が少ないので、任せられる仕事が増えてきた。その分残業することが増えて疲労こんぱい。残業代は出るので同年代と比べて給与はいいけど、このまま働き続けると体が持たない。

ペルソナを考えるコツは、ボリュームゾーンを考えることです。

エンジニアは何歳で転職する人が多いのか、男女比率はどちらが多いのか、仕事においてどんな悩みを抱えているのかなど、、、。
こういった情報はググればすぐに把握できます。

ブログのコンセプトやジャンル次第ですが、こんな感じでボリュームゾーンを考慮するとうまくペルソナを設定することができます。

ペルソナは1人に絞る必要はない

ブログ単位でペルソナを設定する際は、1人だけに絞る必要はありません。
例えば、年齢が違うだけでその人の悩みは変わってきますし、性別においても同様ですよね。

実際に私が医療職の転職サイトを作った際には、2人のペルソナを作りました。
内訳は業界経験4年目の人物と、業界経験がそこそこ豊富なベテランです。

こんな感じで、複数のペルソナ作ることで、より深い悩みを探ることができます。

記事ごとのペルソナはキーワードから

ブログ単位でのペルソナについては前述しましたが、記事単位で人物像を設定することも必要です。

理由は、キーワードによって読者の人物像が変わってくるからです。

記事単位で考える際には次の手順で行います。

  • 手順1:キーワードを決める
  • 手順2:検索意図から人物像を考える

手順1:キーワードを決める

ペルソナうんぬんの前に、記事を書く上でキーワードを決めることは必須ですよね。

「キーワード=読者の悩み」なので、キーワードを決めない限りはペルソナを設定しようがありません。

なお、キーワードに関しては、3語複合や4語複合を調べることで、悩みをより深く理解できます。

手順2:キーワードから人物像を考える

キーワードから検索意図を分析し、ペルソナを考えます。
そして、生活パターンや普段悩んでいることなどを踏まえ、なぜそのキーワードを調べたのかを深掘りします。

ここで重要なのは読者の悩みを先読みすることです。
本人は意識していなくとも、不振に思っていることや疑問に感じていることは何かとあるものです。

ペルソナを設定することで、無意識の悩みまで把握することがペルソナの意義だったりします。

ナオ

主に「生活パターン」と「悩んでいること」を深く考えると、読者の悩みが見えてきます。

ペルソナを設定する本質的な2つの理由

なぜ、そもそもペルソナが必要なのか、、、。
根本的な話に戻りますが、重要なことなので改めて解説します

まず、ペルソナを設定する本質的な理由は2つあります。

ペルソナを設定する理由

  • 理由1:読者の悩みやニーズを深掘りするため
  • 理由2:プロジェクトでの共通認識を持つため

それぞれ解説します。

理由1:読者の悩みやニーズを深掘りするため

理由の一つ目は、読者の悩みやニーズを深掘りするためです。

ここで考えなければいけないのは、ペルソナを設定せずとも読者の悩みを深掘りできれば、そもそもペルソナを設定するまでもない、、、ということです。

狙うキーワードから検索意図を深掘りできれば、ぶっちゃけ不要です。

年齢や性別を設定したところで、読者の悩みとは無関係なこともあるので、あまり難しく考える必要はありません。

ナオ

ちなみに当サイトではペルソナは設定していません。雑記ブログということもありますが、経験のあるジャンルなのでキーワードごとに検索意図を考えているだけです。

理由2:プロジェクトでの共通認識を持つため

2つ目の理由は、プロジェクトでの共通認識を持つためです。

複数人でプロジェクトを回したり、ブログを外注化する際には、認識のズレをなくすために情報を共有しますよね。

しかし、同じ情報だとしても、受け取る人が違ければ、認識がズレることがあります。
こういった場合、ペルソナというリアルな人物像を作り上げることが有効なのです。

頭の中にある人物像を言語化して共有することで、プロジェクトを円滑に回すことができます。

外注化する際にはペルソナ設定が必須

外注化する際には、ペルソナの設定が必須です。

外注ライターはライティングにおいては得意かもしれませんが、マーケティング知識があるわけではありません。
そもそもマーケティング知識があれば、自分でブログを運営しているはずです。

私自身、ペルソナやレギュレーションをきっちり準備せずに外注し、アフィリエイトを始めた初月に10万円を無駄にしたことがあります。

その後、外注するための準備を行い、記事の質が格段に上がったので、私の失敗経験からしても必須だと言いきれます。

ナオ

クライアントがいる場合にも、企画や進捗の説明などにペルソナが役立ちます。

ブログ初心者ならペルソナの設定を推奨

ブログ初心者にこそペルソナの設定を推奨します。

「初心者にペルソナの設定は難しい」と考えると思いますが、ペルソナを考えられるようにならないと質の良い記事はかけるようにはなりません。

特に経験が乏しいジャンルのブログを作るのなら、ペルソナ設定はとても重要です。
最初こそ時間はかかるかもしれませんが、やってみると案外難しいものではないことが分かります。

「詳細な設定は不要」という考え方について

「ペルソナのような詳細な設定は不要」という考え方のブロガーもいますが、前提条件次第だと私は考えています。

こういった考え方を持てるのは、その分野に経験があり、頭の中でペルソナが既に出来上がっているからです。

必ずしも経験のあるジャンルでブログを運営するわけではないので、「ペルソナが必要なこともあれば必要ないこともある」というのが適切かなと思います。

例えば、複数のジャンルを書くような雑記ブログだと、ブロガー本人に興味があって記事を読みたいってニーズがあります。こういった場合には、ペルソナの設定は必要なかったりします。

ナオ

ペルソナを設定する作業の過程で、思いもよらない読者の悩みを把握できるので、言語化することは大切です。

まとめ:ペルソナ設定で読者満足度を高める

さいごに、記事の内容をまとめます。

  • ペルソナを設定するための基本項目は8つ
  • ペルソナの本質は「悩みの深掘り」と「共通認識」
  • ブログ初心者にこそペルソナの設定はおすすめ

こんな感じ。

上位表示されている記事構成や内容を参考にしても、読者満足度の高い記事を書けるとは限りません。

重要なのは読者の悩みを解決することです。
読者の悩みを深く把握できなのであれば、ペルソナを設定してリアルな人物像を作ってみましょう。

というわけで以上です。