「エックスサーバー(xserver)とミックスホスト(mixhost)は、どちらも評判の良いサーバーみたいだけど、結局どちらを選ぶべきか。それぞれを比較した上でより良い方を選びたい。」
この記事ではこういった悩みに答えます。
- エックスサーバーとミックスホストの違いを比較
- 表示速度を「PageSpeedInsights」で比較してみた
- 結論:エックスサーバーを選ぶべき!
この記事を書く私は、「エックスサーバー」と「ミックスホスト」どちらも利用しています。
結論から言うと、これからブログを始める方であれば、エックスサーバーを選ぶべきです。
理由としては、サーバーに求められる安定性や性能は、現状エックスサーバーの方が優れているからです。
どこのレンタルサーバーが良いのかあれこれ調べると、たいていエックスサーバーとミックスホストの2社にたどり着きます。
最近だと、2018年にリリースされたConoHaWingを入れた3強になりつつありますが、まだまだ前述の2社が人気です。
それぞれの違いを比較しつつ考察してみました。
エックスサーバーとミックスホストの違いを比較
エックスサーバーとミックスホストのあらゆる違いを比較してみました。
その1:料金とプランの違い
料金に関する違いは次の通りです。
xserver | mixhost | |
---|---|---|
初期費用 | 3,000円 | 無料 |
月額料金 | 1,000円 | 980円 |
お試し期間 | 10日間 | なし |
※月額料金はどちらも最安値のプランです。
ミックスホストだと初期費用はかかりませんが、エックスサーバーのようにお試し期間がないので、どっちもどっちです。料金に関しては大差ありません。
そして、プランに関しては次の通りです。
エックスサーバーのプラン
プラン | 料金 |
---|---|
X10 | 1,000円 |
X20 | 2,000円 |
X30 | 4,000円 |
ミックスホストのプラン
プラン | 料金 |
---|---|
スタンダード | 980円 |
プレミアム | 1,980円 |
ビジネス | 3,980円 |
ビジネスプラス | 7,980円 |
エンタープライズ | 15,980円 |
同じグレードのプランで比較すると、どちらもほぼ同じ価格帯です。
ミックスホストの方が上位プラン数が多いのですが、メディア運営を行う限りはまず利用することはないと思います。
プラン変更に関しては、エックスサーバーなら上位プラン下位プランとも柔軟に変更可能ですが、ミックスホストでは上位プランへのみ変更可能です。
ミックスホストの旧プランを利用している方なら下位プランへの変更もできますが、これから契約する方は変更することができません。
そう考えると、ブログのトラフィック状況に合わせて柔軟にプラン変更できるエックスサーバーの方が利用しやすいでしょう。
その2:性能の違い
性能に関する違いは次の通りです。
xserver | mixhost | |
---|---|---|
ホストメモリ | 512GB | 256GB |
ホストCPU | 48コア | 36コア |
ストレージ | NVMe RAID 10 | SSD RAID 10 |
容量 | 200GB | 250GB |
転送量 | 日150GB | 日100GB |
通信規格 | HTTP/2 | HTTP/3 |
※優れている方の性能を赤字にしています。
最新技術をいち早く導入していたミックスホストですが、エックスサーバーが今年(2020年)にサーバー環境を刷新をしたので、性能の優位性がエックスサーバーに大きく傾きました。
後述しますが、表示速度の違いを検証しても、この性能通りエックスサーバーの方がスコアが良かったです。
その3:サービスの違い
サービスに関する違いは次の通りです。
xserver | mixhost | |
---|---|---|
WordPress | 簡単インストールあり | 簡単インストールあり |
バックアップ | 自動バックアップあり | 自動バックアップあり |
サポート | 電話+メール | メールのみ |
エックスサーバーであれば電話連絡ができるので、聞きたいタイミングでその疑問を解決することができます。
ただし、ミックスホストのメール返信スピードも早いので、メールのみだとしてもさほど問題ではないと思います。
その4:セキュリティ対策の違い
セキュリティに関する違いは次の通りです。
xserver | mixhost | |
---|---|---|
無料SSL | あり | あり |
二段階認証 | あり | あり |
WAF | あり | あり |
IP除外 | あり | あり |
どちらも違いはありません。
補足すると、ミックスホストだとサーバーによって導入しているセキュリティソフトが異なります。
- Bitninja:WAF設定は自動
- Imunify360:WAF設定は手動
どちらのサーバーもハッキングや改ざん被害はないので安心して利用できますが、ミックスホストだとアクセス障害やサーバーダウンがエックスサーバーより多いです。
その5:コントロールパネルの違い
コントロールパネル(管理画面)に関する違いは次の通りです。
xserver | mixhost | |
---|---|---|
管理方法 | 独自パネル | cPanel |
コントロールパネルは慣れが必要ですが、どちらかと言えば、エックスサーバーの独自パネルの方が使いやすいです。
中級者以上ならミックスホストのcPanelの方が、技術的な設定が色々とできるので重宝しますが、これからブログを始める方であれば使いづらく感じるでしょう。
表示速度を「PageSpeedInsights」で比較してみた
私がエックスサーバーとミックスホストで運営しているそれぞれのWebサイトを「PageSpeedInsights」で検証してみました。
「PageSpeedInsights」とは、Googleが提供するWebサイトの表示速度をスコア化するツールです。
サイト規模やデータ量によってスコア値は変わってくるので、正確な比較ではないのですが、それでもそれぞれのスコアに大きな違いがあります。
エックスサーバーで運営している当サイトの方が表示速度が早い結果でした。
結論:エックスサーバーを選ぶべき!
ここまでエックスサーバーが優位な結果となりましたが、改めて比較結果をまとめてみます。
- 料金 違いはない
- 性能 エックスサーバーが優位
- サービス 違いはない
- セキュリティ 違いはない
- コントロールパネル 違いはあるが優劣はない
- 表示速度 エックスサーバーが優位
エックスサーバーについてさらに付け加えると、エックスサーバーはミックスホストと比べて利用者が圧倒的に多いので、トラブルの解決策や技術的な設定方法など、ネット上に多くのヘルプ情報があります。
特にこれからブログを始める方であれば、困った時に役立つ情報が見つけやすいのは助かると思います。
というわけで、これからブログを始めるなら、エックスサーバーを選びましょう。
なお、エックスサーバーとミックスホスト、それぞれの評判に関しては以下にまとめています。
関連記事【実証】私がエックスサーバーをおすすめする3つの理由【評判どおり】
関連記事使って分かったミックスホストの評判!メリットとデメリットを考察
関連記事の内容は当記事と大きく変わらないので、時間があれば読んでみてください。