「ブログ初心者でも失敗しない、SEOキーワードの選定方法を教えて欲しい。結果を出してるブロガーって、どうやってキーワードを選定してるんだろう。選び方のコツや利用すべきツールなどがあれば知りたいです。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
- キーワードの選定方法を3つの手順で解説
- マネタイズするためのキーワードの考え方
- キーワード選定に関するよくある3つの質問
この記事を書く私は、Webマーケティング歴9年、アフィリエイト歴は5年ほど。
結論から言うと、キーワード選定は次の手順で行えば失敗しません。
私自身もこの手順でキーワード選定を行ってます。
- 手順1:ツールを利用してキーワードを取得する
- 手順2:キーワードプランナーで検索数を調べる
- 手順3:検索意図が同じキーワード群をまとめる
記事をたくさん書いてるけど結果が出ない、、、。
原因はキーワード選定をきちっと行っていないことにあるかもしれません。
本質的にはブログの企画段階でキーワード選定することが理想ですが、すでに記事を書き始めていても今からキーワード選定をすれば遅くはありません。
前置きはこのくらいにして、キーワード選定の方法について解説します。
キーワードの選定方法を3つの手順で解説
キーワードの選定方法は次の通り。
- 前提条件:ブログのジャンルが決まっていること
- 手順1:ツールを利用してキーワードを取得する
- 手順2:キーワードプランナーで検索数を調べる
- 手順3:検索意図が同じキーワード群をまとめる
前提条件も含めて、それぞれの手順を解説します。
前提条件:ブログのジャンルが決まっていること
キーワード選定において、ブログのジャンル(市場)が決まっていることが前提条件です。
そして、「ジャンル=最終的に上位表示を目指すキーワード」になります。
例えば、[転職]や[動画配信]、[オンライン英会話]、[ドッグフード]など、、、。
雑記ブログだとしても同様です。
キーワード選定は、ジャンルの関連キーワードを取得することから始めます。
もし現段階でジャンルが決まっていないなら、やることはキーワード選定ではなく「企画」です。
なお、本質的にはブログを作ってからキーワード選定をするのではなく、ブログの企画とキーワード選定はセットで考えることがベストです。
手順1:ツールを利用してキーワードを取得する
まず初めに、ツールを利用して関連キーワードを取得することから始めます。
キーワード取得ツールの有名どころは以下の2つ。
- ラッコキーワード
- ウーバーサジェスト
どちらを利用してもいいのですが、個人的にはラッコキーワードの方が使いやすいと思います。
ラッコキーワードの使い方
ナオ
手順2:キーワードプランナーで検索数を調べる
つづいて、キーワードプランナーで先ほど調べたキーワードの検索数を調べます。
なぜ検索数を調べるかというと、キーワードごとの優先度やアクセス数の予測、検索結果が同じ場合の取捨選択に役立つからです。
ただし、正確な検索数を知るためにはGoogle広告で広告を出稿する必要があります。
広告を出さない場合には、「10〜100」「100〜1000」のように大まかな範囲の検索数になります。
正確な検索数を把握する必要はないと考えているブロガーもいますが、私はそうは思いません。
数百円でも広告を出せば広告の残高がなくなっても3週間ほどは利用できるので、必要経費だと思って広告を出稿することをおすすめします。
キーワードプランナーの使い方
ナオ
手順3:検索意図が同じキーワード群をまとめる
さいごに、検索意図が同じキーワード群をまとめます。
市場の大きいジャンルだと800以上のキーワードがあるので、かなり時間がかかる作業です。
検索意図ではなく「検索結果」が同じキーワード群をまとめることが理想ですが、最初はざっくりとまとめる程度でOKです。
コツとしては、こんな感じで検索数の多いキーワードを起点として、小さな検索数のキーワードを集める感じです。
ここでまとめたデータが、そのまま記事を書くための一覧表になります。
時間がかかってもきっちりまとめましょう。
検索数の少ないロングテールキーワードの重要性
検索数の少ないキーワードをロングテールキーワードと言いますが、こういったキーワードもおろそかにしてはいけません。
特にブログを立ち上げてすぐは、検索数が少なくても競合の少ないキーワードから少しずつアクセスを集める必要があります。
- ステップ1:ロングテールキーワードでアクセスを少しずつ集める
- ステップ2:内部リンクでブログを回遊してもらってブログの評価をあげる
- ステップ3:ブログの評価が上がり検索数がそこそこのキーワードでも上がり始める
上記の通り、ブログ運営はこんな感じでアクセスを集めます。
手順3でキーワードをまとめる際には、ロングテールキーワードもしっかりと反映させましょう。
ナオ
マネタイズするためのキーワードの考え方
マネタイズにおいて、キーワードは3つのタイプに分けることができます。
- その1:指名キーワード
- その2:収益キーワード
- その3:集客キーワード
厳密に分類できるわけではないのですが、念頭に置いておくとマネタイズする際に役立ちます。
それぞれ解説します。
その1:指名キーワード
指名キーワードとは、サービス名や企業名などの単一キーワードのことです。
例えば、転職ジャンルでキーワードを選定しているなら、[リクナビエージェント]や[ビズリーチ]などのキーワードが指名キーワードになります。
これらのキーワードを検索する読者の目的は明確です。
「〇〇を利用したい、〇〇を登録したい」ということですよね。
一見これらのキーワードで上位表示できれば容易にマネタイズできると思いきや、指名キーワードで上位表示されるのはそのサービスや企業の公式サイトです。
読者はすぐに公式サイトへ行きたいので、このキーワードを狙ったところで、、、って感じのキーワードです。
ナオ
その2:収益キーワード
収益キーワードとは、購買意欲の高い読者が検索するキーワードのことです。
例えば、以下の通り。
- [〇〇 おすすめ]
- [〇〇 ランキング]
- [〇〇 比較]
- [〇〇 評判]
- [〇〇 レビュー]
他にも、以下のような悩み解決系や、手順系の記事も収益につながるキーワードです。
- [〇〇 辞めたい]
- [〇〇 辛い]
- [〇〇 解決策]
- [〇〇 始め方]
- [〇〇 作り方]
- [〇〇 登録方法]
- [〇〇 退会方法]
ブログ運営におけるマネタイズは、これらの収益キーワードを狙うことにあります。
競合が多数いるキーワードですが、大きく稼ぐにはこういったキーワードで上位表示させる必要があります。
ナオ
その3:集客キーワード
集客キーワードとは、アクセスを集めることを目的としたキーワードです。
指名キーワードと収益キーワード以外は全て集客キーワードになるので、ブログ運営ではこういった集客キーワードをひたすら執筆することになります。
例えば、ブログのカテゴリだと以下の通り。
- [ブログとは]
- [ブログ ネタ]
- [ブログ オワコン]
- [ブログ アクセス数]
集客キーワードから広告が成約することもありますが微々たるものです。
基本的には集客キーワードから収益キーワードへ内部リンクを送ることでマネタイズを加速させます。
ナオ
キーワード選定に関するよくある3つの質問
キーワード選定に関するよくある質問をまとめました。
Qどのキーワードから書けばいいですか?
結論から言うと、検索数の大きいキーワードから順に書き始めればOKです。
理由としては、検索数の大きいキーワードはまとめ記事的な役割があるからです。
例えば、[ブログ 書き方]は検索数が4400あるキーワードですが、関連する記事として[ブログ キーワード]や[ブログ ペルソナ]、[ブログ 本]なども考えられます。
イメージとしてはこんな感じで。
つまり、大元である[ブログ 書き方]から書き始めた方が、記事を書きやすいと思います。
ぶっちゃけ、どの記事からでもいいのですが、少なくとも私は上流から下流へ書く感じで執筆しています。
Q検索数が異なる日本語と英語はどうする?
結論から言うと、検索数が多い方のキーワードを選択すればOKです。
サービス名や商品名が日本語と英語で訳せる場合、どちらのキーワードを使えばいいのか悩みますよね。
例えば、以下の通り。
- [WordPress 始め方]:検索数2,400
- [ワード プレス 始め方]:検索数1,900
こういったケースであれば、検索数の多い[WordPress 始め方]を選びます。
Q利用すべきキーワードツールはありますか?
欲を言えば、Ahrefs(エイチレフス)を使うことをおすすめします。
月額12,000円ほどなので少し高めですが、競合ブログを分析する上でとても役に立ちます。
とは言っても、キーワード選定のおいては、ラッコキーワードとキーワードプランナーで十分です。
成果がで始めたタイミングでいいので、導入を検討してみても良いと思います。
まとめ:キーワードを制する者はブログを制す
記事の内容をまとめます。
キーワード選定の手順は次の通り。
- 手順1:ツールを利用してキーワードを取得する
- 手順2:キーワードプランナーで検索数を調べる
- 手順3:検索意図が同じキーワード群をまとめる
そして、キーワードは3つに分けることができます。
- その1:指名キーワード
- その2:収益キーワード
- その3:集客キーワード
キーワード=読者が知りたいこと(読者の悩み)です。
キーワードを制することができればブログは必ず上手くいきます。
思いつきのキーワードで記事を書いても、結局は書き直しする羽目になります。
キーワード選定の手順に従って、戦略的にブログ運営を行いましょう。
というわけで以上です。