「Western Unionって有名な海外送金サービスだと思うけど、実際どうなんだろう。公式サイトやネット記事を調べてみたけど、情報が少なくてよく分からない。特に送金方法や手数料について詳しく教えて欲しいです。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
- Western Unionを使った感想【条件次第で最安値】
- Western Unionは送金方法と手数料の仕組みが複雑
- Western Unionの使い方【送金方法の手順を解説】
この記事を書く私は、海外在住者に仕事を依頼することがあります。
そして、依頼料を支払う際に送金サービスを利用しています。
5年ぐらい前になりますが、初めて使った海外送金サービスはWestern Unionです。
現在は、Wiseという送金サービスを利用することが多いのですが、状況次第ではWestern Unionも使います。
これから海外送金する予定の人は、出来る限り手数料は抑えたいですよね。
実のところWestern Unionは、状況次第で最安値の手数料です。詳しくは本文で解説していきます。
海外送金サービスの基礎的な知識は「【低コスト】おすすめ「海外送金サービス」主要5社を比較【隠れ手数料に注意】」の記事で解説しています。もし初めて海外送金サービスを利用するならまずはこちらの記事を読んでおくことをおすすめします。
Western Unionを使った感想【条件次第で最安値】
結論として、Western Unionを使っている感想としては満足しています。
海外送金サービスについてあまり知識がなかった時は「Western Unionの手数料高いな〜」といった印象でしたが、使っていくうちに安く送金できる方法があることに気づきました。
他社サービスと比べて、条件次第で最安値
Western Unionは、条件次第ですが最安値のコストで送金できます。条件は以下の通り。
オンラインから「100,000円以下+銀行振込(自分)+銀行受取(相手)」の条件で送金する場合
100,000円以下という条件はありますが、銀行振込+銀行受取だと送金手数料は0円です。もちろん為替レートに手数料は上乗せされていますが、送金手数料が0円なので最安値のコストで送金できます。
低コストが強みのWiseとWestern Unionを比較
為替レートへの上乗せがないWiseと比較します。(Wise以外の送金サービスも複数ありますが、圧倒的にWiseの方が低コストなのでWiseを比較対象にします。)
比較条件:100,000円をフィリピンへ銀行振替+銀行受取で送金。
上記の通り、Western Unionで送った方が相手の受取額が約373円多くなります。
これはフィリピンペソ以外の通貨でも同様です。「100,000円以下+銀行振込(自分)+銀行受取(相手)」の条件であれば、どの他社サービスと比べても最安値で送金することができます。
ナオ
Western Unionは送金方法と手数料の仕組みが複雑
Western Unionは、とにかく送金方法と手数料の仕組みが複雑です。
と言うのも、複数の送金方法があって、その送金方法ごとに手数料が違うからです。
マジで発狂するレベルで複雑です(笑)。自分の理解している知識と擦り合わせるためカスタマーサポートや加盟店に連絡して確認しましたが、加盟店のスタッフは誰も仕組みを理解していませんでした、、、。
具体的に、送金方法は6つあります。以下の通り。
- オンラインから送金する(オンライン完結)
- オンラインで送金予約、支払いは加盟店で行う
- 加盟店に出向いて送金する(現金支払)
- ファミリーマートから送金する
- セブン銀行から送金する
- 大黒屋から送金する
私も初めてWestern Unionを利用した時は、よく分かっていませんでした。ってか、公式サイトにも送金方法ごとの手数料や為替レートの情報はほぼありません。
企業メディアだとしても誤った情報を発信しています。実際には利用していないのだと思います。例えば、Western Unionの手数料について書かれているが、その手数料はコンビニで送金した場合の手数料だったり、、、。
送金方法別の手数料や注意点などを解説します。
方法1:オンラインから送金する(オンライン完結)
公式サイトからオンラインで全てを完結させる方法です。(一般的な送金サービスと同様の方法です。)
相手の銀行口座に送金するなら、送金手数料は0円。業界最安値です。
ただし、オンライン完結で送金できるのは「100,000円まで」なので注意してください。
手数料
支払方法(自分) | ||
---|---|---|
受取方法(相手) | 銀行口座 | 現金受取 |
〜100,000円 | 0円 | 390円 |
なお、現金受取より銀行口座受取の方が為替レートへの上乗せが少ないので、送金先の人が銀行口座を持っているなら銀行口座宛に送るようにしましょう。送金手数料も0円ですしね。
相手方の受取方法によって為替レートへの上乗せが変わるって、私自身たまたま気づいたんですよね。こういった情報が公式サイトにあれば親切なのに、、、と思ったりします。
注意点
当たり前ですが、オンラインで送金する方法だと本人確認が行われます。
本人確認書類には、運転免許証かパスポート+マイナンバーカードか住民票の2点が必要です。もし海外に滞在していてマイナンバーカードや住民票がない場合だと、送金できません。
ナオ
方法2:オンラインで送金予約、支払いは加盟店で行う
オンラインで送金予約をして、加盟店に出向いて支払いを行う方法です。
「オンラインで完結できるのに、なんで?」と思うかもですが、100,001円以上の大口送金を行う場合やマイナンバーカードを持っていない人でも送金できる方法です。
くり返しになりますが、オンライン完結で送金できる限度額は「100,000円まで」ですからね。
手数料
支払方法(自分) | ||
---|---|---|
受取方法(相手) | 銀行口座 | 現金受取 |
〜10,000円 | 390円 | 390円 |
10,001円〜50,000円 | 390円 | 490円 |
50,001円〜100,000円 | 390円 | 690円 |
100,001円〜250,000円 | NA | 990円 |
250,001円〜1,000,000円 | NA | 1,490円 |
オンラインでは送金予約をするだけなので、本人確認は現金支払に出向く加盟店で行われます。オンライン完結とは違い、マイナンバーカードは必要ありません。運転免許証だけで送金できます。
注意点
全ての加盟店が対応しているわけではないです。
こんな感じで、加盟店ごとに提供しているサービスが異なります。加盟店に出向く際には、事前に確認しておいた方がいいですね。
ナオ
方法3:加盟店に出向いて送金する(現金支払)
加盟店まで出向いて、窓口で送金処理をしてもらい現金で支払う方法です。
手数料や為替レートに関しては、実際に加盟店に電話して聞いた限りでは、申し込み内容をシステムに入力してみないと分からないようです。
ただ、Western Unionのカスタマーサポートに連絡すれば手数料を教えてもらえます。ちなみに200,000円を加盟店でフィリピンへ送金するとしたら、銀行口座宛なら2,000円、現金受取なら3,000円でした。かなり高い手数料ですね。
なお、同じ現金支払いでもオンラインで送金予約(方法2)をした方が手数料を安く抑えることができます。なので、この方法の使い道はないかなと。
ナオ
方法4:ファミリーマートから送金する
ファミリーマートにあるFamiポートから送金する方法です。通称コンビニ・ウエスタンユニオン国際送金サービスです。
手数料
めちゃくちゃ高いです。
しかも、送金をするためには、上記の通り事前登録が必要です。申請書や本人確認書類のやりとりは「郵送」です。前時代過ぎますね。
ナオ
方法5:セブン銀行から送金する
セブン銀行を開設している人が送金できる方法です。
手数料
ファミマと同様に、高い手数料ですね。
セブン銀行を開設しているだけでは利用はできません。利用するには「海外送金サービス」に申し込みをする必要があります。
ナオ
方法6:大黒屋から送金する
大黒屋の店舗で送金する方法です。
全ての店舗で送金できるわけではなく、都内の店舗を中心に全国10店舗のみです。
手数料
大黒屋も手数料がめちゃくちゃ高いです。
ナオ
Western Unionの使い方【送金方法の手順を解説】
さいごに、オンラインで送金する手順を解説します。
運転免許証かパスポートの他に、マイナンバーカードか住民票の写真データをパソコンかスマホに読み込んでおいてください。
使い方は、以上です。
海外送金サービスとしてWiseとWestern Unionはよく比較されますが、使い分けるとしたら以下の通り。
- Wise:10万円以上の送金、送金先が銀行受取
- Western Union:小口送金、送金先が現金受取、Wiseが対応していない通貨
とは言いいつつも、私の場合、10万円以下の小口送金でもWiseを使っています。
理由としては、手数料の差額が300円程度なら、ひとつのサービスに送信履歴をまとめた方が管理しやすいからです。
なお、友人紹介経由でWiseを利用すれば、75,000円分の手数料が無料になります。
私からの紹介リンクはこちら 友人紹介でWiseを利用する
というわけで以上です。