「URLについて詳しく知りたい。ブログを始めるにあたりWeb関連の知識をつけたい。」
この記事ではこういった疑問や悩みに答えます。
- URLとはデータの住所と名前
- URLの文字列を読み解く
- 短縮URLのメリットとデメリット
この記事を書く私はウェブ関連の仕事に携わって9年、アフィリエイト暦は5年です。
URLの知識はブログ運営に役立ちます。完璧に理解する必要はないですが、頭の片隅に残る程度に覚えておきましょう。
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URLとはデータの住所と名前
URLとは、ある特定のデータを指し示す住所と名前のようなものです。
ブラウザがサーバーに欲しいデータを要求する時、「どこにある」「何のデータか」を正しく指定する必要があります。
- ブラウザ:検索エンジン(GoogleやYahoo)
- サーバー:データの保管場所
その欲しいデータを確実に要求するために使われるのがURLです。
また、URLは次のような見た目をしています。
- https://naoweb.jp/url-about:記事のURL
- https://naoweb.jp/blog:ディレクトリのURL
- https://naoweb.jp/wp-content/uploads:画像フォルダのURL
これらは全てURLです。
ちなみにこの記事のURL(https://naoweb.jp/url-about)は、【naoweb.jpのあるサーバーに接続して、httpsのルールに従って、url-aboutのファイルを要求する】といった意味になります。
同じURLは存在しない
同じURLが2つ存在することはありません。固有のURLは1つだけです。
その理由は、インターネット上に公開されている全てのデータには固有のURLが割り振られているからです。
もし、同じURLなのに2つのデータが存在してしまったら、要求通りのデータを受け取ることができませんよね。
URLの文字列を読み解く
URLは「スキーム・ホスト名・ドメイン名・パス」に分解でき、それぞれ役割が異なります。
オーソリティー(//)やファイル名(.html)など、さらに細かく分解することもできますが、必要な知識ではないので割愛します。
それぞれの役割と意味合いを見てみましょう。
スキームとは?
スキーム(scheme)とは、URLの先頭部分に記載する「ルールの総称」を指します。
もう少し掘り下げるとスキームとは、このURLが指し示すのは「Webページ用か、メール用か、IPアドレスの割り当て用か、エラー報告用か」などを表しています。
そして、https:やsmtp:のことをプロトコルといいますが、プロトコルごとにルール付け(何用か)がされています。
- http:https::Webページで使われるルール
- SMTP::メールで使われる送信用のルール
- POP3::メールで使われる受信用のルール
- FTP::サーバーとのファイル転送に使われるルール
ブラウザで調べ物をする時、https:の文字列を良く目にしますよね。それは、Webページで使われるルールだからです。
インターネット上ではこのプロトコルが何種類もあります。メール用であればSMTPやPOP3ですが、Gmailやyahoomailの設定ページで見つけることができます。
ホスト名とは?
ホスト名(host)とは、特定のネットワークに接続された機器に付けられた名前です。←この説明、分かりづらいですよね。
インターネット上の技術的な違いはありますが、ドメインの一種といった理解でもいいと思います。
ちなみに、wwwはインターネットで広く使われるホスト名です。昔の慣習なので、現在ではwwwはなくても問題ありません。
私のブログではwwwは省略して表示させています。(wwwなしのURLにリダイレクトしています。)
wwwありなしに関しては「wwwありなし(執筆中)」で解説しています。
ドメイン名とは?
ドメイン名(domain)とは、http://https://に続くスラッシュ(/)の前までの部分をいいます。
ドメインに関しては「【基本のき】ドメインとは何か?初心者向けにわかりやすく解説」で解説しています。
パスとは?
パス(path)とは、ドメイン名の後ろスラッシュ(/)以降の部分をいいます。
このパス部分は、Webサイトのフォルダ(ディレクトリ)とファイルの階層を示しています。
これからブログを運営する人なら「フォルダ=カテゴリ・ファイル=記事」と覚えておけばOKです。
例えると、この記事のURLは「https://naoweb.jp/domain-about」ですが、階層構造だとnaoweb.jp(ホーム)→blog(フォルダ)→domain-about(ファイル)になります。
また、ブログ内に画像を挿入する際、この階層構造が間違っていると画像が表示されません。もし表示されないなら、この階層構造を確認すると原因が見つかったりします。
短縮URLとは?
短縮URLとは、長い文字列のURLをより短く見やすくしたURLのことをいいます。
短縮URLの仕組みとしては、元のURLをデータベースに保存して、短くしたURLにリダイレクト設定をしています。
リダイレクトとは、古いURLから新しいURLに転送させるイメージです。
短縮URLのメリット
短縮URLのメリットは、SNSやWebページにURLを掲載する際、スッキリ見やすくなることです。
ブログ運営での使いどころとしては、Amazonや楽天などECサイトのアフィリエイトをやるときぐらいかと思います。
また、短縮URLは無料で作成できることもメリットの一つです。
有名な短縮URLサービスは「bitly.com」や「Ow.ly」、「ux.nu」です。すぐに短縮URLを作成できます。
短縮URLのデメリット
- サービス終了と同時にリンクが切れる
- パッと見、何の記事か分からない
- 詐欺サイトへの誘導に使われることがある
一番のデメリットは、短縮URLを提供したサービスが終了すストリンクが切れてしまうことです。URLを張り替える作業はとても面倒です。
もともとGoogleも短縮URLサービスを提供していましたが2019年に終了しました。他にも「tr.im」や「p.tl」といった有名どころもサービスを終了しました。
短縮URLを使う機会は少ないので、サービスが終了することは当然かもしれません。
そもそも論ですが、短縮URLを利用せずに済むような適切なURL設定の方が大切ですね。
というわけで以上です。